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2025.02.03

冬の感染性胃腸炎~予防と対策について~

冬は空気が乾燥し、ウイルスが活発になるため、感染性胃腸炎が流行する季節です。
感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌によって引き起こされる胃腸の炎症で、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの症状が現れます。
今回は、冬の感染性胃腸炎を予防するための対策について詳しく解説していきます。

感染性胃腸炎の原因
感染性胃腸炎は、主にノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスによって引き起こされます。これらのウイルスは、感染者の便や嘔吐物に含まれており、口から体内に入ることで感染します。
特にノロウイルスは感染力が非常に強く、少量のウイルスでも感染する可能性があります。

感染性胃腸炎の症状
病原体によって異なりますが、潜伏期間はおおよそ1〜3日とされています。ノロウイルスが原因の胃腸炎では、主な症状として吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛が挙げられます。特に小児では嘔吐が、成人では下痢が多くみられます。有症期間は平均して24〜48時間程度です。一方、ロタウイルスが原因の場合、嘔吐や下痢、発熱といった症状が現れるほか、乳児ではけいれんを伴うケースもあります。有症期間は平均して5〜6日程度となります。また、感染しても症状が現れない場合や、軽い風邪のような症状で済むこともあります。

予防対策
感染性胃腸炎を予防するためには、以下の点に注意することが重要です。

1. 手洗い
食事の前、トイレの後、調理の前後など、こまめに石鹸と流水で手を洗いましょう。特に、爪の間や指の間など、洗い残しがないように丁寧に洗うことが大切です。

2. うがい
外出から帰った際や食事の前など、こまめにうがいをしましょう。うがいをすることで、口の中のウイルスを洗い流すことができます。

3. 食品の適切な取り扱い
食品は十分に加熱調理し、生ものはしっかりと洗いましょう。特に、ノロウイルスは加熱に強いので、中心部までしっかりと火を通すことが重要です。また、調理器具は清潔なものを使用し、生ものと加熱済みの食品を扱う際は、まな板や包丁を使い分けるようにしましょう。

4. トイレの衛生管理
トイレを使用した後は、便座やドアノブなどを消毒しましょう。また、トイレの後は必ず石鹸と流水で手を洗いましょう。

5. 嘔吐物の処理
嘔吐物を処理する際は、使い捨ての手袋とマスクを着用し、ペーパータオルなどで静かに拭き取ります。その後、消毒液を使用して、嘔吐物が付着した場所を消毒しましょう。消毒液は、次亜塩素酸ナトリウムが有効です。

6. 免疫力アップ
普段から、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけ、免疫力を高めるようにしましょう。

7. 人混みを避ける
感染性胃腸炎が流行している時期は、なるべく人混みを避けるようにしましょう。

 

感染してしまった場合
感染性胃腸炎になってしまった場合は、以下の点に注意しましょう。
● 脱水症状に注意
● 安静にする
● 消化の良いものを食べる
● 早めに医療機関を受診する

症状が重い場合や改善が見られない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
感染性胃腸炎の症状でお悩みの方は、練馬光が丘内科内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。感染性胃腸炎は、予防対策をしっかり行うことで、感染リスクを減らすことができます。
上記の点に注意して、健康な冬をお過ごしください。

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