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2023.11.20

血便とストレス

● 血便とストレス
血便とストレスの関係は、直接的にはないと考えられています。しかし、ストレスが身体にかかることで、自律神経が乱れると言われています。自律神経が乱れると、胃や大腸などの消化管の機能が弱まり便秘や下痢を引き起こします。便秘や下痢により消化管が傷つくことにより血便が生じてしまいます。

● 便秘と血便
便秘による血便の主な原因は、切れ痔やいぼ痔などと言われています。便秘をすると便が硬くなり、排便時に出血を起こし血便になりやすいと考えられています。便秘を伴う排便時の出血や血便を繰り返すことで、おしりに傷がつき切れ痔やいぼ痔を発症します。
しかし、ご自身が便秘だからといって血便を放置していると、大腸がんなどの重篤な病気の可能性もあります。ご自身で判断することなく、消化器内科クリニックや病院にてご相談ください。
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● 下痢と血便
下痢を伴う血便としては、炎症性腸疾患・虚血性腸炎・感染性胃腸炎・痔などがあります。ストレスによる下痢や便秘と判断することなく、血便が生じた場合には、早期に検査することが大切です。

● 血便とは
血便とは、血が混ざる、血液が付着した便のことを言います。また血便は、肉眼で確認できる血便と、肉眼では発見できないほど微量な血液が含まれていて便潜血検査陽性になってはじめてわかる血便があります。血便が生じた場合には、口・食道・胃・大腸・肛門までの消化管で出血しているということになります。便の色や形により出血している場所が異なりますが、詳細を確認するためには大腸カメラ検査が必要となります。

【大腸カメラ検査で分かる病気】
大腸カメラ検査で分かる病気の一例となります。
● 大腸がん
● 大腸ポリープ
● 潰瘍性大腸炎(IBD)
● クローン病
● 感染性腸炎
● 虚血性腸炎
● 大腸憩室症
● 過敏性腸症候群(IBS)
● 痔

【大腸がん・大腸ポリープ】
大腸がんのほとんどは放置された大腸ポリープから発生しています。大腸ポリープは良性腫瘍ですが、放置しているとがん化する可能性があることが知られています。そのため大腸ポリープを切除することで、大腸がんの予防につながります。大腸ポリープは自覚症状がないため、便潜血検査では発見することが難しいとされています。

【潰瘍性大腸炎(炎症性腸疾患)】
潰瘍性大腸炎とは、腸管に炎症が起こって、腫れや痛み、粘膜のただれやびらん、潰瘍などを生じる疾患です。ウイルスや細菌の感染、薬の副作用など原因がはっきりわかる特異的炎症性腸疾患と、潰瘍性大腸炎やクローン病のように原因がよくわかっていない非特異的炎症性腸疾患に分けられます。東京都難病指定医療機関及び難病指定医である当院までお気軽にご相談ください。

【大腸カメラの特徴】
当院では、熟練した内視鏡医による鎮静剤を用いた大腸カメラ検査が可能です。軽い鎮静剤でリラックスし、痛みを抑えた大腸カメラ検査を受けていただくことができます。初めての内視鏡検査や過去の大腸カメラ検査でトラウマを持つ方にも安心です。鎮静剤使用後は運転ができませんのでご注意ください。鎮静剤の量や種類は、患者様の年齢・体格・既往症等により適切に判断しますのでご安心ください。
【大腸カメラ検査の特徴】
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