全国的にインフルエンザが流行しています。
寒い日が続き、体調を崩しやすい時期ですので、くれぐれもご自愛ください。
当院ではクリニックの特性上、インフルエンザの検査・コロナウイルスの検査は行っておりません。確定診断をご希望の方は、近隣のクリニックで発熱外来を行っているクリニックがございますので、そちらをご受診ください。
【インフルエンザとは】
潜伏期間は1~4日です。咳や鼻水からの飛沫感染で感染します。通常、特別な治療をしなくても1週間程度で回復します。
◆一般的な症状:寒気を伴う急な発熱・倦怠感(だるさ)・鼻水・咳・頭痛・嘔吐・下痢・腹痛・筋肉痛・関節痛など
◆合併症:肺炎・脳症・中耳炎・心筋炎・筋炎など
【インフルエンザの診断方法】※当院では行っておりません
綿棒を鼻に入れて、検査を行います。
検査は発熱後12~48時間以内のタイミングで受けることが望ましいです。
【インフルエンザと診断されたら】
基本的には対症療法です。安静にして、できるだけ休養をとりましょう。睡眠をしっかりとることも大切です。
また、水分を十分に摂取してください。必要に応じて、解熱剤や抗インフルエンザ薬が処方されます。
感染防止の観点から、できるだけ家族とは別の部屋で静養しましょう。看病した後は、手洗い・うがいを徹底しましょう。
インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザ薬の種類や服用の有無にかかわらず、異常行動が報告されています。診断されたすべての人に異常行動のリスクがあります。
◆異常行動の例:突然立ち上がって部屋から出ようとする・興奮して窓を開けてベランダから飛び降りようとする・人に襲われる感覚を覚え、外に走り出すなど
◆対策:玄関やすべての部屋の窓を確実に施錠する・ベランダに面していない部屋で寝るなど
【次のような場合は、病院を受診してください】
◆意識がもうろうとする、意識がない、けいれん、異常言動・行動
◆呼吸が苦しい、呼吸が早い、顔色が悪い
◆水分が取れない、ぐったりする